上海でトレンドを感じたいならどこに行けばいいか?と聞かれたら
「まずは今流行っている書店に行けばいい!」と答えます。
なぜかというと、今中国ではカルチャーやトレンドを伝える手法として書店を利用した展開がとても多いということ。
新しい文化と書物という知識財産は相性が良く各社が力をいれています。
そして書店側も旧来のような本を並べて販売するという形は既にオンラインの発達した中国では通用しなくなってきており
新しい小売りの形態OMOであったり、カルチャーミックスと呼ばれるその場所でしかできない体験を提供する書店が人気となっています。
上海一美しい書店 体験レポート
今回は2013年に開業し、上海一美しいと言われている書店“钟书阁“へ行ってきました。
上海には8つ店舗がありますが、
”2019年親子でいくべき場所ランキング“
に称されている绿地鋲粉城店へ。
日曜日に行ってきましたが、子供からお年寄りまで沢山の人で賑わっていました。日本の蔦屋書店少し似ています。
一見入り口だけみると、レストランのような雰囲気です。
設計にこだわりがあるみたいで入った瞬間内装の綺麗さに驚きました。
さすが中国の大众点评(評価アプリ)で2000件を超える口コミを得るほどの人気ぶり。中には写真を撮るためにきている人たちも。
本の種類は豊富でジャンルごとに区別されていました。
中には日本の小説もありました。中国では日本人作家の本が最近人気です。
特に東野圭吾さん・村上春樹さん・湊かなえさんなどミステリー作品は中国語の翻訳版が数多く出版され、ドラマや映画など映像化作品も視聴されるなど強い関心が持たれています。
値段も40〜60元(600〜900円)くらいとなっており日本で買うよりも安いです。
中に進んでみると驚くのが、椅子や机に座って本を読んでいる人たちがいること。
日本では立ち読みがあまり推奨されていませんが、中国では堂々と座って読んでいる人たちがたくさんいます。
従業員たちもとても親切で、本を探してくれることはもちろん照明の灯まで調節してくれます。中にカフェもあり、多くの人たちがコーヒーを飲みながら読書を楽しんでいました。
頭上一面鏡ばりの綺麗な空間が。ここには最新の本が並んでいました。
また、別格に子供用の絵本コーナが設置されているため親子で訪れる人も多いみたいです。
中国の絵本はとてもかわいいですね。中国語学習者にとっては勉強の一環として買ってみるのもいいかもしれません。
この書店は地下鉄12号線と直結しており交通も便利です。大きなモールに隣接しているため、本を見た帰りにはおしゃれなカフェやレストランで食事をして帰ることもできます。
みなさん上海に来た際にはぜひ訪れて見てください。
钟书阁(绿地鋲粉城店)
住所:上海市徐汇区东安路562号绿地缤纷城购物广场F1
電話番号:(021)54356786
営業時間:10:00〜22:00
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