ニーハオ!イマチュウ代表のバヤシです。
イマチュウは、日本と中国に拠点を持って活動しながら、最新の中国トレンドをお届けするメディアです。
今日は上海でおすすめの穴場観光スポットについて御紹介します。上海の主要観光地に行った人で、穴場スポットを探している人にはおすすめです!
中国の金融都市上海には他の町にないおすすめのスポットがありますよ。
上海に誕生した中国初の金融博物館
上海に中国初の金融博物館があるのはご存知ですか?
「上海銀行博物館」と呼ばれているその施設は非常に歴史が感じられる博物館で、観光客が多いわけではありませんが、見どころが多く、入場料は5元で、市内から近いので、市内観光のついでに足を運ぶのもおすすめです。
中国金融の歴史を学ぶために設立されたのが、中国工商銀行が監修した中国最初の金融業界博物館——銀行博物館です。
銀行博物館は2000年に正式に成立し、今は改築された新館を見学することが可能です。
新館は元上海弁護士公会の旧跡である上海市黄浦区復興中路301号にあります。面積約4000平方メートルの敷地に建つ上海銀行博物館には貴重な各類金融歴史文物が5000個以上展示されています。中国において貴重な収蔵品や資料が豊富にあり、歴史の勉強にもなるのでおすすめです。
施設内には写真・文献等はもちろん、見学者を楽しませる演出もたくさんあります。
上海の穴場スポット銀行博物館は金融エンターテイメント
上海銀行博物館は上海金融の歴史やその変遷が直感的に見学者に伝わる仕組みになっています。展示スペースには、歳月の流れが歩み進めるたびに感じられ、タイムスリップしたような感覚があります。
展示会場には「凭江臨風」と呼ばれるデザインにこだわりのある一角があります。施設のリアル展示とプロジェクションマッピングが重なる形で、参加者を楽しませてくれます。
黄浦江の貿易繁栄が再現されたその様子は、外国船と中国貿易船が行き来し、埠頭の労働者が貨物を肩にかけ運送し、昔の銀行の看板旗が揺れ、商人たちが商談しており、昔の黄浦江に自分が存在する気になってきます。
この他にも、充実した展示品や、実サイズで再現された昔の銀行のスペースや、質屋、金庫などを見ることができます。
上海の穴場スポット上海銀行博物館は市内から近くて便利
中国金融の歴史以外にも、アメリカシティバンク、AIAバンク、イギリスオリエンタルバンク等世界中の有名銀行の建築の写真や、歴史に関する資料も多数展示されています。
実際に昔使われていたシティバンクの銅製看板などは重要展示品となっており、是非見てほしいです。
個人的な見どころとしては、偽造防止印鑑の設計についての展示です。昔の銀行で使用された偽造防止印鑑が展示されています。
中国の職人の技術や知識が盛り込まれたその独自の偽造防止印鑑「鄭家集楊徳興号」はとても面白かったです。
案内スタッフが臨場感ある説明をしてくれるので、とても楽しめました。
まとめ
中国で知る人ぞ知る穴場スポットとして銀行博物館はおすすめです。
リアルな展示スペースと豊富多彩な展示品は勉強になるだけでなく、体験施設としての楽しみも多いです。
上海には有名な観光スポットが多数ありますが、上海銀行博物館を見たあとで、今の上海浦東区の金融ビル群の発展を見るとまた違った趣が感じられるでしょう。
上海銀行博物館
場所:復興中路301号
開館時間:毎週火、木、土曜日 9:30~16:00 (15:30後入場できない)
入場料:5元
電話番号:021-63129005
コメント