中国テーブルマナー鬼七則

中国トレンド

ニーハオ!イマチュウ代表のバヤシです。

イマチュウは、日本と中国に拠点を持って活動しながら、最新の中国トレンドをお届けするメディアです。

今回は中国のテーブルマナーについてです。

中国は食事の席をとても大切に考えており

単なる食事だけではなく、

その人の人格をはかる

相手との関係性を確認する

ビジネスを締結する

これらが全て食事の席で行われます。

中国で仕事をするなら酒を飲めなければいけない

と言う人がいますが、正しくは

中国では食事の席で多くのことが決まるので、ルールをしっかりと知った上でふるまわなければいけない

となります。

では中国で食事の時に必ず守るべき

中国テーブルマナー鬼七則

をお伝えします

1.中国のテーブルマナーは時間厳守

食事の席に遅刻するのはご法度です。

中国では全員が揃って一緒に食事をスタートするので、一人が遅れるとその人を待つことになります。

もしあなたが食事の参加者の中で立場が低い場合、遅刻は即悪評価と繋がります。

ホスト側が早めに来て席の確認や、オーダーのチェック等をするのは当然のマナーです。

 

2.支払いは食事会で最も重要な事

どこで食べるのかが重要ではなく、誰と一緒に食べるのかが重要です。

その際に一番関係を重視して細心の注意を払う必要があるのが支払い。

中国では割り勘はあまりしませんので、支払いのマナーは重要です。

一般的には食事に誘った側が支払うということになりますが、

友達同士で食事をする場合は、誘われて支払ってもらったら

その次は自分から誘って支払う。という形にしないと長く友情は続かないでしょう。

おごってもらった場合は誰におごってもらったか必ず忘れないことです。

 

3.中国の食事は相手への敬意をもて

中国のテーブルマナーは、食事に対するマナーというよりは

一緒に食事する相手とのマナーが重要です。

例えば、

他の人からコップを向けられたら、自分もコップを持って同じように飲む

乾杯と言われたら全部飲み干す

料理に箸をつけたら、自分も箸をつける

目上に人には自分から向かっていき、乾杯をする

相手から話を振られたら、自分の意見を言いながらも相手を立てる

等です。

食事の席での評価はその後の仕事の評価と直結しますので

自分を売り込む場として意識しないといけません。

 

4.席順を間違える人に出世はない

中国では円卓で食事することが多いですが、

その席順には明確な意味があります。。

①の席は出入り口から一番離れている席が最も上座となり、ゲストや最も役職の高い人が座ります。

②の席が次席となりホスト側で一番役職が上の人が座ります。

③の席がその次に役職の上の人の席です

基本的には入口から一番奥の席が上座、その右手が2番目、左手が3番目となります。

席順のルールを知らずに接待をすると

中国を理解していないというマイナス評価に繋がります。

 

5.盛り上げるのと喋り過ぎるのを勘違いするな

中国人の円卓は賑やかなものが多いです。

会話も盛り上がることが多く、騒然としている印象をうけるかもしれません。

しかし大事なのは、誰の為の食事で、自分の立場をわきまえたふるまいができているかという事です。

自分が列席者の一人でありながら、自分ばかり話をしたり

ゲストの話を聞かずに自分のビジネスを売り込んだりするのはNGですね。

友達同士ならもっと気楽ですが、関係性をしっかり見極めずにしゃべり過ぎると評価は下がります。

この食事会がどのような意図で開催され、誰の為のものかというのを常に意識しておくことが必要です。

 

6.酒の席の話は会議室での話と同じ

中国の円卓には酒がつきものです。

そしてお酒が入るとより自由に会話ができるという雰囲気があります。

日本ではビジネスの席と食事の席は分けて考えられますが

中国では食事の席で決まったことがそのままビジネスになります。

つまりビジネスの話を酒の席でするのが野暮という風潮はなく

むしろ好まれるので、上手に利用して会社の打ち合わせでは決まらなかった仕事でも

酒の席で決めることができれば、あなたの能力は認められたことになります。

 

7.酒に飲まれる人間の評価は下の下

酒を飲んで酔っ払うのはしょうがないですが、

泥酔はしてはいけません。

非常に評価が下がり、酒の席に呼ばれなくなるでしょう。

酒に強い弱いよりも重要なのが

自分の飲める酒の量を知っておくことです。

酔いつぶれることは自分がコントロールできないという評価に繋がりますので注意が必要です。

相手の誘いを断らずに、相手にたくさん飲ませるかというテクニックも覚えておく必要があるでしょう。

まとめ

中国で食事はビジネスでもあるということを理解しましょう。

相手との関係を把握し、計算し、懐柔する。

そんなことが繰り返されているのが中国の食事会なのです。

今回は中国のテーブルマナー鬼8則について説明しました。

イマチュウでは最新の中国情報を伝えることを目的に情報発信をしています。

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コメント

  1. 永井周司 より:

    大変参考になりました。ありがとうございます。
    来年2月に中国の結婚式に招待されていましたので。