中国のカプセルホテル事情

中国トレンド

カプセルホテルは日本発祥の施設で、限られたスペースを最大限有効に利用しようという日本的な施設です。

海外にはない異空間と安い料金が外国人旅行客にウケて今や外国人旅行者の宿泊施設としても定番となっています。

そんなカプセルホテルですが、中国にもあります。

中国のカプセルホテル事情

中国にカプセルホテルが登場したのは2011年の頃です。

当時上海に住んでいたので、登場した時は興味本位で見に行った覚えがあります。

上海駅付近にオープンした希泰カプセルホテルは、日本式のカプセルホテルを売りにしており、

当時の値段で約4,000円の宿泊料でした。

日本のような立派は浴場はなく、話題性はあったのですが、消防当局からの認可が下りずにすぐに閉鎖しました。

その後も中国内でカプセルホテルは少しずつ導入されていっていますが、

安さを売りにしたものが多く快適性は二の次という感じです。

北京・上海に昼寝用カプセル登場

現在話題となっているのが昼寝用カプセルです。

中国のIT集積地であり、起業家たちが集まっている中関村に昼寝カプセルは誕生しました。

宇宙船を彷彿とさせるデザイン性の高さと清潔感のある館内は

今までカプセルホテルを利用していた外地からの旅行者等以外の

IT企業で働く会社員をメインターゲットにして話題となりました。

料金は30分単位で計算され、正午前後の混雑時は30分10元(約170円)

その他の時間帯は6元となっています。

しかし!

2017年7月オープン早々に警察からの監査指導が入り

現在は北京・上海共に営業停止となっています。

中国のカプセルホテルの管理基準

中国にはカプセルホテルに対する明確な指導基準が整備されていないようで

消防の面や、衛生面での考慮から現在は営業停止となっているようです。

中国ではインターネットカフェの普及が日本よりも多く

どこに行っても少し路地を入ったところにはインターネットカフェがあり

日本でいうナイトパックのような使い方で徹夜をする人も多いです。

中国の不動産価格は既に日本を超えているという現状を踏まえると

制度の問題が解決すれば、中国で一気に普及する可能性もあると感じます。

 

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