ニーハオ!イマチュウ代表のバヤシです。
イマチュウは、日本と中国に拠点を持って活動しながら、最新の中国トレンドをお届けするメディアです。
今日は中国のスタートアップサービス情報です。
取り上げるのは Ponycar
シェアリングカーサービスの最有力企業です。
中国のここ2年で大きなイノベーションとなったシェアリングサイクルの車版です。
本当にできるのか?
いつからやるのか?
市民の足として定着するのか?
興味深い点が多いですね。
PonyCarはAIを駆使して利用効率を高める
PonyCarはシェアリングカーで中国シェアを占めることがかなり期待されています。
その期待の表れとして、総投資金額として2.5億元の融資を得ています。
Ponycarを運営するのは深圳市乐途汇科技有限公司
創設者にはアリババ、テンセント、百度という中国ITのジャイアント企業出身者を要し
深圳というスタートアップに最も有利な土地で創業するという盤石の体制です。
AIを駆使して営業効率を高め、1日あたり20人が利用されるように展開予定しています。
Ponycarの使い方
Ponycarで提供される車は基本全て電気自動車です。
メインで提供されるのが知豆という電気自動車メーカーから販売されているD2Sという車種のものです。
2人乗りのコンパクトカーです。市場価格は15万元(約250万円)程度ですね。
イメージ動画
2017年3月にテスト運転として30台が市場に投入されており
今後は深圳、広州、北京、西安の4都市を初期展開都市として合計3,000台を展開していく予定です。
既にテスト導入されているので、深圳に行けば体験できるはずです。
Ponycarの使い方はとても簡単4ステップです
1ステップ:Wechatの企業アカウントに登録して必要な内容を記入します。
2ステップ:アプリで近くの車両を探して予約します。予約した後は15分以内に車の運転を開始する必要があります。
3ステップ:車の場所まで移動してロックを解除し、運転します。
4ステップ:利用した後は近くの返却スペースへ返して支払いを電子マネーで行えば完了です。
基本的にはシェアリングサイクルを利用する時と同じような利用方法で使うことができるようです。
Ponycarの料金
Ponycarの料金は、分単位、日単位、週単位、月単位の4つの方法でシェアができます。
中でも今後最も普及が期待される分単位での利用料金は以下の通りです。
一番コンパクトなD2Sという車種で
1分あたり0.22元(約4円)+1㎞あたり0.99元(約17円)の合計です。
その他時間や週末には若干値段が調整されます。
その他にも、1週間970元(約17,000円)~
1ヶ月3,360元(約57,000円)~
等もあります。
街で3㎞程度のチョイ乗りなら100円程度でおさまるというリーズナブルな値段設定も利用者が増えそうな予感です。
まとめ
いかがでしたか?今回は中国のシェアリングカーのPonycarについて説明しました。
中国のシェアリングエコノミーの進化は留まることをしりません。
シェアリングカーのサービスも都市に住む自家用車を持っていない人達にはとても魅力的なサービスだと思います。
今後街中でシェアリングカーサービスが当たり前になっているのはそう遠い未来では無いように感じます。
イマチュウでは最新の中国情報を伝えることを目的に情報発信をしています。
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コメント
役に立つ情報です。ありがとうございます。「総投資金額として2.5億円の融資を得ています」となっていますが、2.5億人民元だそうです。
ご指摘ありがとうございます!修正致します!!