ニーハオ!イマチュウは「今の中国を伝える」をコンセプトにしたWEBメディアです。今日は上海で個人視察ツアーを行う際のポイントについてお伝えしようかと思います。
弊社は日本の企業、業界団体、自治体、学校、個人等から依頼を受け、ビジネスに特化した上海視察ツアーを毎月数本実施しており、現地企業訪問数も80社を超えております。
今回は自力で行ける上海視察ツアーについてまとめました。特にOMOや、フィンテック、ITイノベーション体験等ができる施設をピックアップしました。
上海視察ツアーのポイントは「コンテンツ」「ニューリテール」「ライフスタイル」
個人で行ける上海視察ツアーのポイントは、中国の中でも上海が最先端を進んでいるといわれている以下の分野を理解すると良いと思います。
- コンテンツ
- ニューリテール
- ライフスタイル
特に上記3つのカテゴリーをイメージして視察するとより上海を理解することができるツアーになると思います。
個人で行きやすい施設も多いので1日~2日かけて各店舗を周ることをおすすめします。
異文化を取り込んでオリジナルコンテンツを作り出すのが上海の強み異
中国におけるアニメ・マンガコンテンツは年々増加しており、2016年には1,497億元の市場規模となっています。
上海にはアニメコンテンツ企業が約250社あります。
特に業界を牽引する企業として炫動伝播、上海美影厂、淘米動画、米粒影業、風炫動画、京鼎動漫、閲文集团、 哔哩哔哩(ビリビリ)等があります。
流行に敏感な上海ならではのコンテンツ企業が多いのが特徴です。
上海視察でコンテンツを体験するならココ!
中国マンガの歴史を知る 「上海マンガ博物館」
上海のマンガ博物館は7000㎡3階建ての敷地内に中国内外のマンガ家の作品の展示や体験ができる施設です。ちゃんとした博物館なのでその展示物や企画内容も重厚で見ごたえがあります。
住所:浦东新区张江路69号
営業時間:10:00~17:00 月曜定休
上海では期間限定展示会を視察すると最新のトレンドが分かる
その他下記記事で上海のコンテンツ力が光る展示会場を紹介しています。トレンドに強い上海でしか成り立たないような尖った企画展等も多数ありますので、開催期間を確認していってみてください。
- 上海不思議ストレス解消館
- 上海失恋ミュージアム
- 孤独のインスタントラーメン2.0―グローバルインスタントラーメン展覧
上海はニューリテール実店舗の宝庫
2016年にアリババのジャックマーが提唱したニューリテールは、オンラインとオフラインを融合した新しいリテールのことで、今現在中国の発展を見る際の重要なポイントになります。
アリババが運営する「盒馬鮮生(ファーマーションシェン)」は、キャッシュレス可能なスーパー+フードコート+新鮮な魚の調理+迅速配送(物流)という、4つの要素を組み合わせた次世代型スーパーマーケットで見どころも多いです。
飲食店以外にもコーヒーショップのラッキンコーヒーや、苏宁のニューリテール旗艦店等様々な業種がニューリテール展開を進めています。
上海視察でニューリテールを体験するならココ!
中国初めてならまずはアリババのニューリテールスーパー「盒马鲜生」
アリババのニューリテール スーパーマーケット。キャッシュレス可能なスーパー+フードコート+新鮮な魚の調理+迅速配送(物流)という、4つの要素を組み合わせた次世代型スーパーマーケットは日本の企業にも参考になる点が豊富です。
ビッグデータを活用し、オンラインとオフラインを融合させたその仕組みは将来日本の小売りで起こることを予見させてくれるでしょう。
視察されるなら、ロボットレストランが併設されている南翔店がおすすめです。
住所:嘉定区银翔路609号南翔东方伟业广场B1
中国ニューリテールコンビニの勝ち組
無人コンビニの中でも上海で人気の高い店舗。
店舗内調理や配達などオンラインとオフラ インを融合しており、オンラインの注文の方がオフライン売上より多いとのこと。
企業の一角に設置する無人シェルフ事業でもトップ企業として名をはせています。
住所:江场路1228
上海のライフスタイルスポットは新しい視察名所に
上海というエリアは歴史的に見ても外国から中国へ展開するときの拠点になる場所で、現在でも国際色の強さでは中国でも随一だと思います。
そんな上海では、外国や他の地域からの文化や商品を受け入れ、それを上海アレンジするというのが一つの上海の特徴となっています。
ライフスタイルの分野では、OMOと呼ばれるオンラインとオフラインの融合店や、新しいライフスタイルを提唱するような体験型ショップ等多くの注目すべき店舗ができています。
特にメディアとの融合店が多いので、メディアを見てから実店舗の仕組みをチェックすることをおすすめします。
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グルメ番組が実店舗に「日日煮」
記事でもとりあげましたが、グルメ系のメディアと実店舗の相性はとても良いです。
メディアで取り上げた料理を実際に作るワークショップなどが人気となっています。
住所:环海中路300号K11 B2-11
ストーリー仕立ての食をテーマにした「日食記」
現在日食記はSNSで3500万以上のフォロワーを持ち、動画平均再生数が2000万に達している大きなメディアになっています。
そんなメディアが展開するリアル店舗にはオンラインとの融合を感じられる様々な仕組みがありますので視察にもお勧めです。
住所: 南京东路829号上海世茂广场3层
日本のテーマもよく取り上げられる中国トップWEB動画「一条」
個人的に一番おすすめと言えるのが一条です。
極上のライフスタイルを提案しながら、生活を豊かにするような商品を自社のネットショップなどで販売を行っており、その動画クオリティはWEBメディアのレベルをはるかにこえて芸術的作品になっています。
その一条が2018年末に実店舗を上海に3店舗同時オープンさせ、将来的には100店舗まで拡大していき、株式上場を狙う計画のようです。
OMO店舗の典型とよべるようなこの店舗は是非視察ルートに検討してみてください。
住所:上海新天地LuOne凱徳晶萃広場店
上海浦東LCM置匯旭輝広場店
上海莘庄仲盛世界商城店
まとめ
今回は上海で個人視察ツアーのおすすめスポットを御紹介しました。
イマチュウではビジネス視察ツアーも実施しております。
ビジネス視察ツアーでは個人視察ツアーとは違い、企業訪問や、上海現地起業家とのビジネスマッチングや、投資商談会、KOL交流会等よりビジネスに直結するツアーを企画しておりますので興味ある方はご連絡ください
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