中国最先端の大都市のひとつである上海市には、様々な不思議スポットがあります。多様な展示会もよく上海で開催します。
個人的には今の上海を知るならこういうコンテンツ系の展示会に行き参加者がどんな反応をしているのかを見るのが何よりも勉強になると思います。
外灘行くよりもこっち行った方が上海を感じられると思います。
今回は、今上海市で絶賛開催中の展示会を皆さんに紹介したいと思います。「こんなものが本当に存在するとは」と感じる事請け合いのユニークな世界をお楽しみください。
上海不思議ストレス解消館
日々ストレスと戦い続ける現代人にとって、ストレスの解消は最重要課題の一つです。無味乾燥な日常からはみ出した非日常が、今の世の中には必要なのです。
そんな現代社会に突如として現れたのが、この上海不思議ストレス解消館です。この世界には様々なストレス解消法がありますが、アートはストレスの緩和にとても適しています。
不思議ストレス解消館は開館以降人気を博しており、2年連続で上海市展覧会トップテンにランクインしました。
半年に一度展示物が変わるので、プロがデザインした最新のストレス解消設備を常時体験できます。現在、不思議ストレス解消館はバージョン3.0となっており、800㎡の敷地に36の個性溢れるストレス解消設備を揃えています。
上海不思議ストレス解消館はアクティブゾーンとリラックスゾーンに分かれており、あらゆるストレス解消法を体験できます。スーパーウォーターベッド、黄金洗面所、呼吸マジック、Anger Room、ストレス砂漠、卓上サッカー、絶叫人形など多種多様な設備が整えられています。インスタ映えするスポットも多数あるので、写真撮影も楽しめます。
スーパーウォーターベッドは、涼しい触感と流水の質感を体感できる水のベッドです。水面に浮かぶ移り行く光景を感じながら、くつろぎの時間を満喫できます。
黄金洗面所は、豊臣秀吉の黄金茶室よろしく浴槽、トイレ、鏡など全てが黄金色に仕上げられています。ひとたび金貨で満たされたバスタブに浸かれば、お金への執着が不思議と消えて、ストレスから解放されていくことでしょう。
Anger Roomでは、安全ヘルメットと安全服を着て、パソコン、お皿、グラスなどを思う存分破壊することができます。
野球が普及していないにも関わらず、何故かバットが用意されている辺りに、製作者の意気込みが感じられます。怒りやストレスを一気に発散できますが、上司の写真を持ち込んだりしてはいけません。
開催期間:2019年4月4日-12月31日(10:00-21:00 20:30以後は入館禁止)
住所:上海市淮海中路755号4階
アクセス:地下鉄13号線淮海中路駅1番出口/地下鉄1号線陝西南路駅
入館料金:一般チケット 68元(ネット購入)/80元(現場購入)
VIPチケット 88元(ネット購入)/100元(現場購入) ストレス発散用お茶碗セット(5個)含む
VVIPチケット 158元(ネット購入)/180元(現場購入) ストレス発散用セット(ビール瓶*3、お皿*4、お茶碗*8、キーボード*1)含む
夜間チケット 58元(ネット購入)/80元(現場購入) 19:00-22:00のみ入館可
上海失恋ミュージアム
「失恋ミュージアム(Museum of Broken Relationships)」は「別離のミュージアム」とも呼ばれており、本館はクロアチアに実在する「別離」をテーマにした博物館です。
愛する人との何らかの関係が終わりを迎えた後、二度と戻らない時を思い出させる品々と、それにまつわるエピソードを一般の方から募り、展示しています。
4年間恋愛関係にあったあるカップルが、共に過ごした大事な時間を心の奥底にしまい込まず、「思い出の品物とエピソード」を展示してはどうだろう、というアイデアから、この展示会はスタートしました。「別れの経験を共有する」というコンセプトに世界中から共感の輪が広がり、この展示会は世界29ヶ国、45都市で開催されています。
実はこの展示会、去年の3月31日から4月14日までの間、アーツ千代田3331で開催されていたのです。そんな失恋ミュージアムも、この度ようやく上海上陸を果たしました。
「失恋ミュージアム」では、恋人同士の失恋だけではなく、家族や友人など人生のいろんな別れについて展示しています。
各展示品の背景にあったエピソードが一緒に展示されているので、来館者は他の人が経験した別れをリアルに味わえます。展示品の半分は世界中から収集したものですが、残りの半分は上海市で集められています。
住所:上海南京東路353号悦薈広場4階
アクセス:地下鉄2/10号線南京東路駅1番出口
開催期間:2019年5月1日-2020年5月1日 10:00-22:00
チケット:49.9元
孤独のインスタントラーメン2.0―グローバルインスタントラーメン展覧
孤独のグルメならぬ、孤独のラーメンです。先だってのインスタントラーメン展覧会の好評を受けて、第二回が開催される運びとなりました。
今回は「孤独のインスタントラーメン2.0」と銘打ち、インスタントラーメンをテーマとするさまざまなオブジェを展示しています。中国のラーメンに限らず、超絶激辛味、苺ミルク味、梅味、男性専用ラーメンなど世界中のちょっと変わったインスタントラーメンを味わうことができます。
インスタントラーメンは日本で誕生して以降、優れた利便性と保存性で多くの人に愛されていますが、特に中国では大変な人気があります。「泡面(インスタントラーメンの意)小食堂」という、世界各地のインスタントラーメンが食べられるお店が、最近になって中国全土に急速に増え続けています。
孤独のインスタントラーメン2.0の入り口には、5000個以上のインスタントラーメンが飾る壁が設置されます。インスタントラーメンの歴史についても紹介されたおり、とても為になります。インスタントラーメンベッド、インスタントラーメンの森、インスタントラーメントンネルなど、インスタ映えスポットも多数設置されています。
更に、賞味期限切れのインスタントラーメンを再利用した「インスタントラーメンの池」では、インスタントラーメンを踏みつけてかんすいのパリパリ感を足の裏で体験できます。インスタントラーメン好きとしては気が引けますが、ストレス発散にはもってこいです。
住所:上海市黄浦区南京東路635号永安百貨1階
開催期間:2019年5月31日-9月1日(10:00-21:00,20:30以後入館禁止)
アクセス:地下鉄2号線南京東路駅4番出口
入館料金:一般チケット 58元(ネット購入)/80元(現場購入)
VIPチケット 68元(ネット購入)/90元(現場購入) 踏み池体験一回含む
VVIPチケット 78元(ネット購入)/100元(現場購入) 踏み池体験一回、インスタントラーメン現場試食一回含む
まとめ
いかがでしたか。今回は上海市にあるちょっと変わった展示会を紹介しました。
展示会は展示期間が限られています。興味のある方は、お早めにお出かけください。
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