中国のビジネスホテル完全比較! 7天・如家・漢庭・錦江之星

中国トレンド

ニーハオ!イマチュウ代表のバヤシです。

イマチュウは、日本と中国に拠点を持って活動しながら、最新の中国トレンドをお届けするメディアです。

日本に東横インやアパホテルがあるように、中国にも数多くのビジネスホテルチェーンがあります。

その中でも、中国で全国展開されているビジネスホテル四天王と言うべき

7天(7DaysInn)

如家(Home Inn)

漢庭(Hanting Hotel)

錦江之星(Jinjiang Inn)

の四つのビジネスホテルについて調査しました。

中国では外国人が宿泊できるホテルは限られています。外国人の受入許可証がないホテルには泊まれませんが、今回紹介する4つのビジネスホテルは基本的に宿泊可能です(一部施設によっては外国人宿泊許可ない場所もあります)

今回は中国でよく見かけるこの四つのビジネスホテルの特徴を比較したいと思います。

中国人気ビジネスホテル 歴史と店舗数について

7天ホテル

7天:七天連鎖酒店(7DaysInn)は、鉑涛集団(2005年設立)が中国で展開する格安ビジネスホテルです。創業者の鄭南雁氏はもともとはIT企業出身で、如家酒店を作った携程旅行網で経営陣の一人でした。如家酒店が急拡大した時期に携程を辞め7天酒店を創業しました。

現在中国本土370都市、2,400以上の店舗を展開しています。

ホテル会員の登録数は8,000万人を超えています。

2009年11月にニューヨーク証券取引所に上場(2013年にMBOで非公開化)し注目を浴びました。

如家ホテル

如家:如家酒店は中国最大のオンライン旅行会社(Online Travel Agency、OTA)である携程旅行網(Ctrip)が、2001年にビジネスホテルの設立を計画したことから誕生しました。中国ビジネスホテル業界の先駆者と呼ばれています。

現在中国本土で300都市、2,000以上の店舗を展開しています。

2014年、4.2憶ドルのブランド価値で中国トップ100ブランド企業にランクインしました。

2006年10月にアメリカナスダック証券取引所に上場しました。2016年4月如家グループが首旅グループに合併されました。

漢庭ホテル

漢庭:華住酒店集団(グループ)が運営している格安ビジネスホテルチェーン店です。

華住酒店集団は2005年に季琦氏による創立されました。漢庭酒店は季琦にとって3度目の起業です。

2014年9月末時点で1,547店舗を展開、現在は3000店舗を超えています。

錦江之星ホテル

錦江之星:錦江之星が中国最大級の総合旅行会社の一つである錦江国際集団により運営されています。

上海市政府系の国有企業です。親会社の錦江国際集団は、日本人にもおなじみの上海外灘の和平飯店を運営している他、上海地区のKFC、吉野家の運営会社の大株主でもあります。

中国本土で200都市、2,000近くの店舗を展開しています。

中国のビジネスホテル 宿泊料金について

この四つのビジネスホテルブランドはチェーン店なので値段は基本的に100~300元あたりと高くはありません。

立地、部屋のタイプ、宿泊プランによって宿泊料金も異なりますが、平均的な価格帯は以下のようになります。

7天:1泊あたり120元~250元(約2,000円~4,200円)

如家:1泊あたり120元~250元(約2,000円~4,200円)

漢庭:1泊あたり150~250元(約2,500円~4,200円)

錦江之星:1泊あたり150元~300元(約2,500円~5,000円)

7天と如家は同じレベルで、錦江之星はその中で値段がより高い感じです。

中国のビジネスホテル 設備とサービスについて

格安ビジネスホテルと言っても、この四つのホテルは設備も充実しているといえます。

歯ブラシ、タオルなどの基本的な備品が用意され、手ぶらで入居できます

一部のホテルはルームサービス、ランドリーサービスも提供してくれるなど高級ホテルのようなサービスもあります。

部屋のタイプにより、ベッド数、面積などが異なるが、基本的に部屋がシンプルな構成になっていて、寝室部分とバスルーム(シャワー、洗面所、トイレ)になっています。

また、価格がより高い錦江之星のアメニティや備品はより良いものを使っています。例えば、他の3つのホテルの使い捨てスリッパは薄っぺらいですが、錦江之星だけはクッションが入って厚みのあるものを使っています。

中国のビジネスホテル 各社の特徴について

7天:手ごろな価格と、多い出店数は7天の特徴です。大都市でも、地方の小さいところでも、7天の姿は見られます。外壁を目立つの黄色にする店舗が多いので、見つけやすいです。

如家:7天と同じく、外壁は黄色に統一されています。キャッチフレーズは「不同的城市 一样的家(違う街でも同じ家)」で、家にいるような落ち着ける雰囲気を目指します。暖かさを追及するので、布団カバーなどの色をピンクにする店舗も少なくないです。そして、如家の最大の特長は徹底した標準化です。ハンガーのかかっている位置、ハンガーの色、色ごとの本数までどの店舗でも同じです。

漢庭:ホテルの外装は青で、内装は白に統一されます。。運営する華住酒店集団(グループ)のゴールド会員になると、宿泊するたびに無料で朝食バイキングを食べることができます。ゴールド会員になるには、198元(約3,300円)の加入料がかかります。

錦江之星:ホテルの外装は白で統一され、内装はシンプルなものが中心となります。如家と同じように、設備やサービスの標準化に力を入れています。しかも国有企業でありながら高いレベルでサービスの標準化が行われており快適に過ごすことができます。外国人宿泊可能の店舗が非常に多いです。朝食の種類がより豊富です。

中国のビジネスホテル まとめ

いかがでしたか?中国でよく見かけるビジネスホテルを四つ紹介いたしました。

手ごろな価格で宿泊できる、ビジネスに向いているホテルだと思います。今度中国で滞在する時に、ぜひこの四つホテルに泊まって体験してください。

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