中国で話題の未来レストラン「SPACE LAB失重餐庁」が上海に登場

中国トレンド

ニーハオ!イマチュウ代表のバヤシです。

イマチュウは、日本と中国に拠点を持って活動しながら、最新の中国トレンドをお届けするメディアです。 今回は最近中国で話題になる「SPACELAB失重餐庁」を皆さんに紹介したいと思います。

去年に中国で一号店をオープンし、すぐに大人気となったこのお店。

店内にはたくさんのレールが張り巡らされ、独特なデザインは多くの人の注目を集めています。

SPACELAB失重餐庁とは一体どんなレストランなのでしょうか

SPACELAB失重餐庁の由来

SPACELAB失重餐庁はドイツ発祥だそうです。

2007年にマティアスというドイツ人が無重力原則に基づき、料理を運ぶレールシステムを発明したのがきっかけです。

マティアスは更にこの特許化されているシステムを利用し、レストランを作りました。そのレストランがSPACELAB失重餐厅の本店となります。

名前の「失重」は無重力という意味です。今までにないコンセプトに店は大ヒットし、その後は各国へ支店展開を進めています。

ドイツだけではなく、イギリス、オーストリア、アブダビ等の国でも店を出店するほど人気が高まっています。

アジアの一号店は去年中国の北京でオープンしました。今現在、中国にSPACELAB失重餐庁が既に四店舗あり、北京・上海・深セン・蘇州にあります。

ちなみに、残念ながら現時点SPACELAB失重餐は日本に進出していません。

SPACELAB失重餐庁のインテリアと理念

SPACELAB失重餐庁のインテリアは非常にユニークでお客さんを異次元へと誘います。

宇宙空間をイメージし、主にブルーのライトで店内を統一し、宇宙を連想させる音楽が流れる店内はミステリアスな雰囲気になっています。

料理を楽しめるレストラン空間以外にも、キッズスペースや休憩スペースも設置していて、現代都市の忙しい生活に落ち着ける空間も提供しています。

自動化SPACELAB失重餐庁の理念とされています。料理は基本的にレールで運ばれるため、店員さんはほとんどいません。

注文はお客様自分がタブレットで行い、会計も電子マネーで計算するので、ほぼ自動で完結します。

創業者であるマティアスの最初の発想は店員さんのいない店を作ることだったことからも分かるように、IoT技術を盛り込んだレストランこそがSPACELAB失重餐庁なのです。

SPACELAB失重餐庁大ヒットの理由

特別なインテリアと独自の設計、特殊レーン以外に、SPACELAB失重餐庁が大ヒットした理由として、以下のようなことが挙げられます。

①     セルフ注文と電子マネー支払の便利さ

中国では一般的になりつつありますが、注文はタブレットで行うので店員は不在です。また、タブレットの画面も使いやすく、紙のメニュー表よりも演出などが多彩なので顧客に与える印象も良いです。

中国はほぼキャッシュレス化が進んでいるので、このようなIoTサービスとの相性はとてもよく、SPACELAB失重餐庁は中国人の消費習慣に合ったシステムを提供しているのが人気となっています。

 

②    見たことないようなスピードで運ばれる配膳レーン

テーブルの目の前にあるレールを使って注文した料理が運ばれてくるのですが、そのスピードが非常に速く、お客さんを驚かせます。

到着までの時間も注文から9分以内とされています

複雑に入り組んだレールを流れる料理のスピードが演出となり、配膳がエンターテイメントになっているのがSPACELAB失重餐庁の特徴です。

仕組みは日本の回転寿司と似ていますが、スピードや見せ方に大きな差があり、ここまで配膳を楽しませてくれるレストランはないでしょう。

③   豊富なメニュー 

SPACELAB失重餐庁西のメニューは洋風料理がメインです。

フランス、ドイツ、イタリア、アメリカ等の西洋料理を中国のお客さんに合った味付けにして提供しています。

ハンバーグ、サラダ、パスタ、肉料理等、豊富なメニューのほかに、子供向けの特製料理も提供しています。

④     メニューの更新頻度 

常に新しいものを提供するのがSPACELAB失重餐庁の特徴です。

基本的に週に1回メニューの調整を行い、メニューの改善が加えられます。その改善情報の元となるのが、タブレットの注文情報であり、そのデータがあることでどのようなメニューが人気があるかを把握することができるのです。

SPACELAB失重餐庁の注文手順

SPACELAB失重餐庁の注文の流れを紹介します。

店に入り、店員さんが席まで案内してくれるのは通常のレストランと同じです。

その後は基本的に全部顧客が自分で行います。

席に置かれたタブレットを使い、好きな料理を選んで、QRコードをスキャンし電子マネーで会計します。

お金を支払ってから、料理が作られ、9分以内に出来上がった料理がレールで運ばれてきます。

アリババが展開する上海嘉定区にあるロボットレストランとコンセプトが近い感じですが、SPACELAB失重餐庁の方がよりエンターテイメントを意識したものになっています。空間設計や音楽等五感を楽しませてくれる仕掛けがたくさんあり、非日常空間で食事をするという楽しみがあります。

SPACELAB失重餐庁 中国各支店の住所

SPACELAB失重餐庁の中国各支店のアドレスは以下のようにまとめました。

機会があれば、皆さんは実際に行ってみるのはどうですか?

 

北京支店

アドレス:朝陽公園路6SOLANA藍色港湾1階湖畔美食街A121/A137

電話番号:010-59056269

 

上海支店

アドレス:浦東新区世紀大道1192号世紀汇広場L3-001

電話番号:021-68777071  021-68777072

 

蘇州支店

アドレス:呉中区星漢街蘇州中心商場南区539

電話番号:0512-69882086

 

深セン支店

アドレス:宝安中心区新湖路99号壱方城購物中心L1017A

電話番号:0755-27787813

まとめ

いかがでしたか?今回は中国で話題のSPACELAB失重餐庁について説明しました

普通のレストランとは違い、ハイテクとイノベーションが感じられる今までにない店作りが話題です。

興味がある方ぜひ行ってみてください。

 

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