全世界を震撼される「IT企業のクジラ」アリババグループの秘密に迫る!

中国トレンド

新時代の中国を代表する企業と言えば、多くの人がアリババの名を思い浮かべることと思います。

多くの日本人には馴染みのない企業ですが、現代中国を代表する巨大企業として、生活インフラや社会問題を解決するプロジェクトに多く参画しており、中国の発展を支えている企業として君臨しています。

日本人がアリババと聞くと「インターネットショッピングサイトとお財布携帯で大々的に成功した会社」程度のイメージしか沸かないかもしれません。

しかしその実態は、世界のIT業界をリードし、業界全体の常識を覆す力を持つ最先端企業なのです。

アリババと20年の歴史

アリババは1999年3月、浙江省の杭州市でBtoBの電子取引マッチングサイトとしてスタートしました。

当時中国のインターネット環境は下り56KbpsのISDNがメインで、携帯電話も白黒の液晶画面がついたショートメール機能がついただけの端末がようやく浸透しはじめたばかりでした。

アリババは時代の風を背中に受けて成長を続けました。スマートフォンの登場、電子決済サービスの普及――イノベーションの波が次々に押し寄せる中、アリババは巨大なEコマースサイト「淘宝網 (Taobao.com)」や「天猫(T-mall)」、もはや中国の日常生活に欠かせなくなった電子マネーサービス「支付宝 (Alipay)」などを積極的に打ち出し、時代の覇者となったのです。

アリババのココが凄い① 過去に類を見ない成長力

創設当時のアリババは、資本金こそ50万元ありましたが、わずか18人の従業員がほそぼそと会社を回すだけの弱小企業でした。

それがわずか20年足らずで、5万人の従業員を抱え、年商4000万ドルを叩き出す企業へと成長していったのです。世界に巨大企業は数あれど、ここまで急速に伸びた企業は珍しいのではないでしょうか。

アリババのココが凄い② 合理性に裏打ちされた常勝軍団

アリババは並み居るライバル企業に打ち勝つために、常勝軍団の創設と独自の管理体系を編み出しました。

常勝軍団と聞くと昔ながらの体育会系の営業に聞こえますが、実際は最新の人的資源管理理論に基づいた営業部隊を育て上げているのです。単純に従業員のモチベーションアップを図るのではなく、科学的に裏打ちされた合理的なチーム編成を行っているのです。

アリババのココが凄い③ 伝説の11月11日

中国では11月11日を「光棍節(こうこんせつ)」と言い、シングルを示す「1」が4つ並んだ「独身の日」す。この少し寂しい記念日に一大バーゲンセールを仕掛けたのがアリババでした。

11月11日と言えば今や「バーゲンの日」、国全体が買い物一色に染まることになりました。2017年11月11日、アリババはわずか一日で脅威の1682億元(現在のレートで約2兆5000億円)という天文学的な売上を記録しました。自ら作り出した需要が、莫大な富を生み出したのです。

アリババを生で見る機会

まさに世界的大企業として成功を収めたアリババですが、第二、第三のアリババを目指す志ある人達のために、「向阿里学管理(アリババ式管理学)」と題した企業訪問を積極的に受け入れています。

そのカリキュラムは企業文化、人的資源、戦略循環、常勝営業、幹部養成の6項目から成り、アリババを巨大企業に成長させた秘訣を惜しげもなく公開しています。

独自のノウハウを独占せずむしろ公開することで、更なる業界の成長を促す。そうすることで更に需要が広がり、また新たな需要が生まれ、結果自社の利益につながっていく。パイを「奪う」のではなく、パイを「創り出す」という発想は国内外の実業家の感銘を呼び、若き起業家から一流企業の上級管理者まで、多くのビジネスパーソンがアリババを訪れるまでになっています。

アリババをより知るために

イマチュウの視察ツアー企画でも、アリババの訪問視察ツアーを企画しております。中国について詳しくご存知ない方でも、日本語対応の万全のサポートを致しますので、安心してご参加いただけます。

アリババのイノベーションの真髄を学ぶことができる良い機会、ぜひご利用になってはいかがでしょうか?

弊社のアリババ視察研修ツアーについては以下案内をご覧ください

イマチュウの中国ニュースが気に入ったら
いいね ! お願いします

Twitter で

コメント