上海のおすすめ博物館6選

中国トレンド

ニーハオ!イマチュウ代表のバヤシです。

イマチュウは、日本と中国に拠点を持って活動しながら、最新の中国トレンドをお届けするメディアです。

今回は上海にある見どころ満載博物館を幾つか皆さんに紹介したいと思います。 中国の博物館はその歴史を感じられる素晴らしいものが多いですが日本人にはあまり注目されていないように感じます。

一つの都市を理解するには、博物館に行くとその町がイメージできるのでおすすめです。国際都市として活力にあふれている上海には沢山の博物館があります。その中でも時間をかけて見学したほうがいいと感じた博物館の御紹介です

上海博物馆は中国4大博物館の一つ

上海博物館は北京の故宮博物館、南京博物館、陝西歴史博物館とともに中国四大博物館のひとつに数えられます。

館内には11個の常設展示室と三つの展示ホールがあり、百万件の収蔵品が展示されています。その中には、青銅器、陶磁器、絵画、書法など歴史的価値の高いものが集まっています。

1階の展示室

中国古代青銅館:世界的に評価の高い400点の青銅器を展示しています。

中国古代彫塑館:戦国時代から明時代までのおよそ2000年にわたり作られた、120点の彫刻と塑像を展示しています。

2階の展示室

中国古代陶磁館:様々な作風を見比べることができる魅力的な土器や陶磁器およそ500点が時代順に並べられています。この陶磁器が上海博物館の誇りでもあり、他では見ることのできない貴重な品々が数多く展示されています。

暫得楼陶磁館:著名な中国文化鑑賞家だった胡恵春が収集し、上海博物館に寄贈した358点の中から特に優れた130点の陶磁器を展示しています。

3階の展示室

中国歴代絵画館:唐時代から清時代の水墨画や彩色画が120点余り展示されています。

中国歴代印章館:およそ500点の印章が展示され、古いものは3000年以上も前のものまであります。

中国歴代書法館:100点を超える宋から清時代の書が、時代別に展示されています。

4階の展示室

中国少数民族工芸館:少数民族の衣装、装飾品、工芸品、織物、刺繍など約600点が陳列されています。

中国古代玉器館:400点余りの古代から清時代の玉器が展示されています。

中国明清家具館:明・清代の家具100点余りが展示され、木製とりわけ紅木製のものが多いです。

中国歴代銭幣館:3000年前のものから近代に至る各時代の7000点にもおよぶ貨幣が展示され、陶磁器とともに上海博物館が誇る収蔵品となっています。

上海博物館のホームページに、最新展示、イベント、推薦路線など役に立ちそうな情報が載っているので、興味のある方はチェックしてみてください。

上海博物館の詳細:

住所:上海市黄浦区人民大道201号

休館日:月曜日

入館料:無料

開館時間:9:00-17:00(入館は16:00まで)

入館人数制限:毎日8000人

ホームページ:https://www.shanghaimuseum.net/

最寄り駅:地下鉄1/2/8番線 「人民広場駅」

上海自然博物館は新しい上海の風が感じられる空間

長い歴史を持つ上海自然博物館が2015年4月、静安彫塑公園内に移転オープンしました。館内は約29万件のコレクションを展示し、中国の自然博物館の中でのコレクション数は上位に入ります。動物標本、植物標本、石器時代標本、鉱物標本など国内外の貴重な自然界と人類歴史の収蔵品が展示されています。

上海自然博物館は「自然・人・調和」をテーマに、「起源の謎」、「生命長河」、「上海故事」等の10個の常設展示室と1個の臨時展示室を持っています。 建築物のデザインが斬新で、館内施設も充実しています。子どもから大人まで、上海を初めて訪れる人もリピーターも楽しめる、新たな観光スポットとなっています

上海自然博物館の詳細:

住所:上海市静安区北京西路510号

休館日:月曜日(ゴールデンウィーク除外)

入館料:30元

会館時間:8:50-17:15(チケット販売時間:8:40-16:30)

ホームページ:http://www.snhm.org.cn

最寄り駅:地下鉄13番線 「自然博物館駅」

上海万博跡地にできた上海当代芸術博物館

上海当代芸術博物館は、2010年上海世界博覧会・上海万博の城市未来館旧跡地に、中国大陸初、政府主催の公立コンテンポラリーアート博物館として、2012年10月1日にオープンしました。

シンボリックな高い煙突がサインのデザインにもなっており、1897年に建てられた元火力発電所をリノベーションした、かなりの大型ミュージアムです。展覧会、コレクション、研究、交流、体験、教育・・・様々な活動が繰り広げられています。

上海ビエンナーレ(上海双年展)の開催場所であり、「国際芸術プロジェクトトップテン」の一つでもあります。ちなみに、「禹步(Proregress)」をテーマにする第12回上海双年展は昨年11月10日と今年3月10日の間で開催されます。

上海当代芸術博物館の詳細:

住所:上海市黄浦区花園港路200号

休館日:月曜日

開館時間:火-日曜日11:00-19:00(18:00入場終了)、祝日開放

入館料:無料(特別展覧会含めず)

ホームページ: http://www.powerstationofart.com/cn

最寄り駅:地下鉄8番線 「西蔵南路駅」

石庫門屋里厢博物館は中国の建築好きなら必見

上海石庫門博物館は1920年代に建設された「石庫門」(1860年代から見られる上海の中洋折衷型の伝統的建築様式。最盛期には9000棟もの 石庫門様式の建物が上海にあった)造りの古い建物を保存、リノベーションした施設です。展示コーナー全体は20年代のレーンハウス1家族の住居をモデルとして、主に「石庫門」に住む家族の物語で構成され、終始統一して展示してあります。上海のユニークな「石庫門」建築文化を展示し、当時の上海人の生活空間と生活方式を味わえるので建築好きにはたまらないはずです。

石庫門屋里厢博物館の詳細:

住所:上海市黄浦区太倉路181弄25号

開館時間:10:30-22:30(日~木)11:00-23:00 (金、土)

入館料:20元

最寄り駅:地下鉄8番線 「西蔵南路駅」

上海映画博物館は体験型博物館

上海映画博物館が中国三大映画基地の一つである上海映画制作会社が誕生した場所で再建され、オープンしました。館内の展示面積が1.5万平方米と広く、参観体験、文物収蔵、学術研究、社会教育の四つのテーマエリアに分かれ、4Dアートシアターのほか3000点もの貴重な映画資料が展示されます。上海の映画史100年の魅力を皆さんに伝えています。

上海映画博物館の詳細:

住所:上海市徐匯区漕溪北路595号

休館日:月曜日

開館時間:09:00-17:00(火~日)

入館料:60元

ホームページ:http://www.shfilmmuseum.com

最寄り駅: 地下鉄1/4番線 「上海体育館駅」

浦東観光と合わせていける上海城市歴史発展陳列館

上海城市歴史発展陳列館は東方明珠塔(テレビ塔)の1階にあります。以下の5つのホールで構成され、総面積は約1万平方mです。

序館   車馬春秋(History of the traffic) 

第一館  城廂風貌(Features of the Old City) 

第二館  開埠掠影(Foreign Concessions and Stone-framed-door House) 

第三館  十里洋場(The Metropolis infester with Foreign Adventures) 

第四館  海上旧跡(The Past Traces of Shanghai)

上海の歴史と発展のプロセスを多面的に見ることができます。当時の街並みや人々の暮らしを、ろう人形や模型や3Dホログラフィを駆使して、わかりやすく且つ視覚的にも楽しめるように再現しています。鑑賞と娯楽の見事な融合により、百年の昔へとタイムスリップしたような気がします。

上海城市歴史発展陳列館の詳細:

住所:上海市浦東新区世紀大道1号東方明珠塔内

開館時間:8:00-21:30

入館料:35元

ホームページ:https://www.orientalpearltower.com/

最寄り駅:地下鉄2番線 「陸家嘴駅」

上海のおすすめ博物館まとめ

いかがでしたか?上記の博物館を尋ねることで、上海への理解がより一層深めることができると思います。 休みの日など時間があるとき、是非一度行ってみてください。

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